聖霊降臨の分かち合い

 


皆さん、今日は、約束の聖霊が弟子達の上に降ったことを記念する聖霊降臨日で、昔から「教会の誕生日」と言われてきた祭日です。イエス様 は天に帰られる前、弟子達に、「聖霊が与えられるまで、エルサレムで待ちなさい」と仰いました。弟子達はイエス様の言葉に従い、共に集まり、祈って、待ちました。イエス様はいつ聖霊が与えられるのか全くおっしゃらなかったので、弟子達はとても不安だったと思います。

しかし、その 10 日後、五旬祭の日に 弟子達の物語が大きく動きます。 一同が集まっていた時、突然しい風のような音が天から聞こえ、のようなが分かれ分かれに現れ、弟子達一人一人の上に留まりました。それが「聖霊降臨」です。

皆さん、私達は風を目で見ることはできるでしょうか?見ることは出来ませんが、木々や草花が風に吹かれてれる様を見るとそこに風の存在を感じます。そして、皆さんはを見ることができるでしょうか。 息もまた風と同じように見ることはできませんが、確かに存在します。風も息も見ることはできませんが、確かに必ず存在し感じることができます。神様の息吹、聖霊も私達は見ることはできませんが、確かに存在します。確かに弟子達の上に降りました

弟子達は、この神秘に満ちた聖霊の働きを受けて、イエス様のことについて、に語り始めました。そして異なる様々な国から来た者達へ、イエス様の御言葉、福音を述べ伝えたのでした。

聖霊の働きには2つあります。1つは人が神様から与えられたミッションを行う体験です。もう1つは神様と人、そして人と人が結ばれるという体験です。弱い人間が神様から与えられるミッション、使命を果たそうとする時、神様は不思議な力で支えてくださる、という体験をします。また人と人の間にある無理解えて、相互の理解や愛が生まれる時、それも聖霊の働きとしか言いようがありません。私達が人生の中で様々な体験をした時に、「そうだ、確かにイエス様の仰ったあの言葉は真実なのだ」とることです。それこそが聖霊の働きだと思います。

「聖霊」を頭の中で理解しようとしても うまくいきません。目に見えない神様の働き、イエス様の働きが、聖霊の働きなのです。ですが「聖霊」という言葉よりも大切なのは、私達の日々の生活の中に、私達の集いの中に、神様が、キリストが共にいて、働いてくださっているということです。

聖霊降臨は過越の神秘の完成であり、同時に教会の活動の出発点です。私達の心が暗闇で出口をしている時こそ、聖霊にご自分の心を開いてください。ご自分に与えられた使命とは何か、互いに愛し合う意味をいかけていただきたいと思います。

ところで、この2年間コロナや戦争、飢餓温暖化の影響で沢山の人々が涙を流しました。その涙を集めたら、絶望が出来たかもしれません。その絶望の海で 今この時も人々が命を失っていることを想像して頂きたいと思います。どうぞ皆さん、憐れみや、慰めを求める多くの人々に思いをはせてください。ウクライナ、ミャンマー、その他の国々で戦争の中、飢餓とのいの中で生きている人々は、全世界の未来、私達の将来を表していると思います。私達もただの傍観者でいてはいけません。一人一人が祈りであれ、寄付であれ、立ち上がって態度を示す時です。聖霊で満たされているこの教会で、ご一緒に心を合わせて世界平和のために祈りましょう。

アンディ神父

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