「ゴルゴダへの道」




汗が滴る

夜の鼓動すら一瞬止まる

濃い霧の中

静寂の中に悲しみだけが広がっていく


「父よ

できることなら

この杯を私から過ぎ去らせてください

しかし、私の願い通りではなく

御心のままに」


汗と血

私の体は嵐の中で立ち往生している


父よ

あなたは私と共にいらっしゃいますか。

霧を晴らしてくださいませんか。

助けてください

体中が痛いのです


目を開けると

更なる痛みが体を突き抜ける


多くの叫び声が波のように響き渡る

「彼を十字架につけろ、十字架につけろ!」


あぁ……父よ

私の心にはオリーブの葉が私の悲しみを歌っています

あなたにも届いてますか。


旅の終わりに

私は、私の全てをあなたに捧げます


雷と稲妻が天を切り裂く

「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」

EloiEloiLama Sabakhtani

「なぜあなたは私を見捨てたのですか?」


父よ....

もう終わりです 

どうぞあなたの愛で

私を抱きしめてください


永遠の命と共に


(吉祥寺、2022年6月11日)

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