イエスのみ心

 


「イエスのみ心」

ルカ15.37

皆さん、今日は、全教会と共に私達は「イエスのみ心の祭日」を祝います。この祭日はかつては「聖なる心・聖心」と書いて、「み心」と読んでいました。イエス様の聖心は槍で貫かれ、命を奪われましたが、この出来事によって、イエス様は2000年の時を超えた今も、永遠の愛を私達に教えてくださいます。

今日の福音書では、見失った一匹の羊を探し回り、やっと見つけると喜んでその羊を担いで家に帰るというお話です。今日は迷子になった羊について考えてみたいと思います。

迷い子になった羊は、本来、羊飼いの元にいるべきですが、いつの間にか離れてしまいました。この羊は、どれほど心細かったのか想像がつきますが、これは私達の信仰生活にも置き換えて考える事ができます。

羊である私達はいつも羊飼いであるイエス様のお導き、そして信頼の交わりの中で、人間としてあるべき場所で正しく生きようとします。 しかし、どんなに正しく生きようとしても、神様に背を向け、迷い始める時があります。それは自分中心とするエゴイズムから生まれる罪です。残念ながら、エゴに浸っている時は、自分の事だけに目がいって、全体の状況を見ることは出来ません。ですが、どんなに時間がかかったとしても、その罪に気がつく事ができた時、神様はその改心を共に喜び、折れた心を癒やしてくださいます。皆さん一人一人は神様にとって特別な存在です。ご自分がどれだけ神様にとって大切な羊であるのかという事を感じてください。イエス様の永遠の愛に対して、私達も最大限の愛で答えようとする目的を持って、信仰生活を過ごしていきましょう。

ところで、昨日アフガニスタンで大きな地震がありました。1000人以上の人が亡くなり、多くの人が家を失ったようです。なぜアフガニスタンの人々に不幸な出来事が立て続けに起こるのでしょうか。力のない人達、小さき人々はどうしたら幸せになれるのでしょうか。残念ながら私にできることは祈る事だけです。どうぞご一緒に心を合わせて、世界中で救いを求めている全ての人達の為に、イエス様のみ心に委ねながら祈りましょう。

主の平和


吉祥寺、2022624

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