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Showing posts from June, 2024

困難はチャンスの時-DIFFICULTIES ARE PRECIOUS OPPORTUNITIES

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  困難はチャンスの時 マルコ 4.35-40 私は人生は海を航行する船のようなものだと思います。時々スムーズに航海する時もあれば、ひどい波にあって沈みそうになる時もあります。皆さんはどう思いますか。 興味深いことに、今日の福音書は、湖の真ん中で弟子達がイエス様と一緒に航海した時の体験について語っています。嵐の中で弟子達は「先生、私達がおぼれても構わないのですか」とイエス様に叫びました。イエス様は風を叱り、湖に向かって「黙れ。静まれ」と言われました。すると、風はやみ、すっかりなぎになったのでした。 今日の福音を振り返る時、私は南山大学で日本語を学んでいたことを思い出しました。例えば思っている事を日本語でうまく話せなかったり、漢字を読めなかったり、インドネシアの料理が懐かしくなったり多くの困難に直面しましたが、神様の祝福と皆さんの祈りのおかげで、その困難を乗り越えることが出来ました。その経験があるからこそ、今モナッシュ大学で何とか勉強について行くことが出来るのだと思います。困難は私に忍耐することの大切さそして神様の救いの業を教えてくれました。 困難や痛み、危険の脅威を経験した時私達は動揺し、落ち着きがなく、不安になります。それは当然の感覚です。ですから、嵐に直面した時の弟子達のイエス様への叫びは、私達が生活の中で困難な状況に直面した時の私達の叫びと同じです。私達は何事もなく普通に生きている時、それが当たり前と思って、神様に感謝することを忘れがちになります。どうして神様は助けてくれないのか ? と不平不満を訴え始めたりします。私達は時々とても身勝手になることがあります。 しかし、私達がどのような状況にあっても神様はいつも私達と共におられます。そして、希望の光を私達に常に注いでくださいます。私達が困難を乗り越えた時、「あーあの時も神様は私を守ってくださった。神様は私を支えて、導いてくださった。」と思える時が必ず来ます。皆さん、静かな祈りの中でイエス様の御言葉を聞きましょう。「安心しなさい。私だ。恐れることはない。」 主の平和   DIFFICULTIES ARE PRECIOUS OPPORTUNITIES My dear brothers and sisters in Christ, life is like a ship sai

信仰という種を育てる- SOW THE SEEDS OF FAITH AND LOVE

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信仰という種を育てる マルコ 4.26-34 皆さん、お元気ですか。メルボルンは寒くなってきましたが、私は元気に過ごしています。 今日は神の国についてお話をしたいと思います。イエス様は神の国は地にまかれた種のようなものだと話されました。「人が土に種を蒔いて、知らぬ間に種は目を出して成長するが、どうしてそうなるのか、その人は分からない。土はひとりでに実を結ばせる」と仰いました。 このからし種の成長のように、神の国というものは、神様の力によって芽を出し、成長して、実を結ぶのです。種を蒔いた人の力で実を結んだわけではないのです。神様の超越した力が為す技です。神様のこの無限大の力は私達の生活の中に、確実に存在して働いています。そしてその働きは未来へと続いていきます。私達の人生は、神様の働きと切り離されることはありません。 私は今日の福音を通して、今まで経験してきたことは神様が私に与えてくださった特別な祝福であると気づきました。共同体での生活から学校での活動まで、毎日の生活を当たり前のように過ごしてきましたが、こうして健康に、不自由なく、勉強に励むことが出来ること全てが神様からの贈り物です。神様の祝福は喜びだけではありません。苦しみや痛みも、その全てが祝福であると、私は心の底から気付いたように思います。神様が私に蒔いてくださった種をこれからも大事に育てていきます。本当に神様に感謝いたします。 私達の人生は神の国の種を蒔くようなものです。救いを求める人に手を差し伸べる、分かち合いの会話を持つ、慰めの言葉をかけるなど、その全てが種まきなのだと思います。皆さん、ぜひご自分の生活の中に、神様の存在を感じてください。苦しみや悲しみを全て受けとめ、常に平和と愛で満たされた生活を目指していきましょう。 それでは皆さん、今週もお元気にお過ごしください。 主の平和   SOW THE SEEDS OF FAITH AND LOVE Hello everyone, how are you? I hope you are doing well. I'm doing well too even though it's getting colder in Melbourne. Today's gospel is about the K

イエス様の御心は無限大-THE INFINITE HEART AND LOVE OF JESUS

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  イエス様の御心 は無限大 皆さん、お元気ですか。皆さんの応援と祈りのおかげで、私は元気に過ごしています。一日があっという間に終わり驚いています。 さて、今日は、イエス様の御心の祝日です。イエスの御心は、人間に対する神様の愛の象徴です。 聖書では、ゴルゴダの丘で、兵士の一人が槍でイエス様の脇腹を刺した時、溢れるように水と血が流れ出たと伝えられています。私はイエス様から流れ出た血は、死の血であると同時に、命の血でもあったのではないかと思います。 命の血とは、罪を犯して死んだ人々に、再び命を与えるために、イエス様が流した血のことです。キリストの血のおかげで、罪のために死んだ人間は贖われ、生き返ることができるのです。それこそがイエス様が導いてくださる永遠の命と愛です。 今日の祭日を振り返る時、 2017 年 6 月の助祭叙階式のことを思い出しました。あの時、私はレダレロでの助祭叙階式に父と母を呼びませんでした。アタンブアから遠いという理由もありましたが私は自分が生まれて育ったアタンブアで行われる 2017 年 10 月の私の司祭叙階式に出て欲しいと心から思ったからです。私は一人で助祭叙階式に出ました。少し寂しい気がしましたが、父と母が心の中で誰よりも喜んで祝ってくれていることを感じることができました。父と母はいつも私の為に祈り、私の決断を支えてくれました。私はいつも両親の愛を感じて生きていることも神様の恵みだと思います。 イエス様の御心はとても誠実で、純粋です。いつも私達の罪を赦し、愛してくださいます。 イエス様の御心、愛は海のように広く深く、私達の理解の限界を超えた愛です。イエス様はこの無限の愛の有り難さを、両親の愛を通して私に教えてくれました。皆さんは、イエス様の無限の愛を感じて生きていますか。イエス様からの御恵みをしっかり受けとめていますか。どうぞ、イエス様の愛を、改めて感じとっていただきたいと思います。 それでは皆さん、今週もお元気でお過ごしください。 主の平和   THE INFINITE HEART AND LOVE OF JESUS   Dear brother, how are you? Thank you for your support and prayers, I am doing well. I was sur

祈りと共に神様に繋がる-RELATING TO GOD THROUGH PRAYER

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  祈りと共に神様に繋がる マルコ 14.12-16,22-26 南半球にあるオーストラリアはずいぶん寒くなってきました。皆さんは夏に向かっていると思うと不思議なものです。今日、私達はキリストの聖体の祝日を祝います。今日の福音は、最後の晩餐について語っています。イエス様が弟子達と共にした晩餐は、特別な食事でした。 「これは私の体である」という言葉と「これは多くの人のために流される私の血、契約の血である」というイエス様の言葉は、弟子たちに向けたイエス様の究極の愛の表現です 。それは、人類のためにイエス様がご自分を完全に捧げたことを意味しています。 イエス様は「友人のために命を捨てることをいとわない愛に、勝る愛はない」と言ったことを実現したかったのだと思います。 イエス様は、ご自分の体と血を私たちに与えることによって、私達が「飢える」ことがないように望まれました。そして、 イエス様は私達が強く、熱意を持って祈りと共に生き続けることを望んでおられます。イエス様のご聖体に授かることによって、私達はイエス様の愛を感じながら、イエス様と一つになります。 今日の祝日は、 2017 年、私の司祭叙階を思い出させました。叙階後、私はいつもミサを捧げ、日本にいる人々を含む全ての人のために祈り続けています。ミサや祈りは私が肉体的、そして精神的に成長する為にも役立っています。特に、日常生活の中で、他の人と愛を分かち合う事は、霊的な成長を促します。私は教会でミサに参加する時にも、同じ決意を持って参加しています。 イエス様は最後の晩餐をどのようなお気持ちで過ごされ、弟子達に御言葉を与えられたのでしょうか。どうぞイエス様の私達に対する祈りと永遠の愛を今日の福音を通して感じていただきたいと思います。神様の愛と救いの中で、私達の信仰は強められていきます。どうぞ祈りの内に、今週もお元気にお過ごしください。 主の平和   RELATING TO GOD THROUGH PRAYER Dear brothers and sisters. Australia, located in the southern hemisphere, is experiencing quite cold temperatures. It's strange to think th