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Showing posts from April, 2024

私達は神様と繋がっている-OUR RELATIONSHIP WITH JESUS

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  私達は神様と繋がっている ヨハネ 15.1-8 皆さん、今日はぶどうの話から始めたいと思います。キリスト教では、ぶどうは神様の命や恵み、祝福の象徴です。私は吉祥寺にいた頃、何度かぶどうを買って食べました。メルボルンでも、時々神学院の食堂にぶどうが用意され、他の司祭達や神学生達と一緒に食べることがあります。ぶどうは本当においしいです。ぶどう酒は貴重な飲み物であり、その芳醇な味わいは人々に喜びを与えます。私はここでぶどうを食べたりワインを飲んだりする度に吉祥寺教会の司祭団と一緒に過ごした日々を懐かしく思います。本当に楽しい日々でした。 さて、今日の福音書の中でイエス様は「私は真のぶどうの木、あなたがたはその枝である。私に繋がっていなさい。私もあなたがたに繋がっている」と弟子達に仰いました。つまり、私達はイエス様という豊かな木につながる枝であり、イエス様の中に流れる豊かな水・養分をいただいて私達の葉が繁り、花が咲き、実をつけます。私達はイエス様から神様の命や愛、恵み、祝福を受け、今この時を生きているのです。 それほどイエス様の愛は強くて深いのです。イエス様の深い恵みの中で私達は生かされていることを感じていただきたいと思います。辛い時、悲しい時、苦しい時、試練の中にある時、絶望の淵にある時、誘惑の中にある時、いかなる時も私達はイエス様から離れず、繋がっていることを感じながら生きていきましょう。 ところで、 2023 年 4 月 27 日に私は東京を離れメルボルンへ行く準備をするためにインドネシアへ帰りました。その時からちょうど 1 年になることをついさっき思い出しました。羽田空港まで送ってくださったビジュ神父様、森神父様、フォン神父様に改めて感謝します。また、皆様のお祈りのおかげで、今まで健康でいられたことも確かです。これまでの皆様のご支援、本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。それでは皆さん、今週もお元気にお過ごしください。 主の平和 OUR RELATIONSHIP WITH JESUS      Everyone, today I want to share a story about grapes. Maybe you've eaten grapes and drank wine.  In Chri

良い羊として生きる-LIVE LIKE A GOOD SHEEP

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  「良い羊として生きる」 ヨハネ 10.11-18 皆さん、 4 月に入り日本は春の季節に入りましたね。皆さんはお花見をしましたか?お元気でお過ごしでしょうか?私は元気で毎日勉強に励んでいます。面白いことに、私の英語の先生であるトムは大阪に 10 年間住んでいました。時々、授業中に彼と日本語で話すことがあります。そんな時、私は日本語で話しながらとても嬉しくなります。春になると井の頭公園の桜や荒田神父様と私が吉祥寺教会の前に植えた桜の木を思い出します。そして日本食が懐かしくなります。 さて、今日の福音書で人間は羊として描かれ、神様は羊飼いとして描かれています。「私は良い羊飼いである」という表現の中で、イエス様は良い羊飼いは羊のために喜んで犠牲を払う、つまり役に立つと言われました。次に、良い羊飼いというのは、群れから離れた羊を探して、また愛を持って育てるのだと私達に教えくれました。 イエス様は、例え私達が罪を犯したとしても、あるいは、たとえ教会から遠ざかって祈りを怠ったとしても、私達を神の子として、全てを許してくださり、また受け入れてくださいます。それゆえに、私達は神様のご意志に従って、素直に罪を認めて、心を改めて生きるように努力しなければいけないと思います。 私は今学生として、また司祭として日々学んでいます。忙しい中で、時々、自分が従順な羊として生きているのかを問いかけることがあります。自分の与えられたミッションを責任を持って成し遂げる為に、私は神様を信じて今やらなければいけないことを、一生懸命にやろうと思います。 私がメルボルンに来て、ほぼ一年ぐらいになりますが私達はいつも祈りの中で会うことができます。どうぞ、皆さんお元気にお過ごしください。 主の平和   LIVE LIKE A GOOD SHEEP Hi everyone, since April it has been spring in Japan and autumn in Australia. How are you doing? Have you all gone to see the cherry blossoms? When spring comes, I think of the cherry blossoms in Inokashira Park and

あなたがたに平和があるように-PEACE BE WITH YOU

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  「あなたがたに平和があるように」 ルカ 24.35-48 主のご復活おめでとうございます。皆さん、お元気ですか。私はメルボルンで、毎日元気で、忙しく過ごしています。勉強のことだけではなく、時々宣教者として、私はインドネシア人の信者コミュニティの為に奉仕をしています。 今日の福音は、復活されたイエス様が弟子達の前に姿を現したお話です。イエス様が弟子達に最初に語られた言葉は「平和」でした。手には釘を打たれた痕が、わき腹には槍で突かれた痕がありました。なぜイエス様は、弟子達に自らの傷痕を見せられたのでしょうか?イエス様ははりつけの傷跡を弟子達に見せることで弟子達を勇気づけ、さらに信仰の力を強めようと思われたのかもしれません。 私はイエス様の傷跡にイエス様の赦しのメッセージが込められていると思っています。復活されたイエス様のお身体の傷は、「あなた方のために傷つくことを厭わないよ」という愛のメッセージです。悲しみにくれていた弟子達にイエス様から近づいて励まし、優しく包み込んでくださったのです。特に疑い深いトーマスは、自分の手でイエス様の傷跡に触れることによって、よみがえられたイエス様を信じるようになりました。 このイエス様の復活によって、私達は復活を喜ぶと同時に、自らを悔い改め、苦しみの中で喘いでいる人々に希望と力を取り戻すために手を差し伸べる勇気を学びました。私達は皆、それぞれの悩みや困難、苦しみの中で生きています。しかし、イエス様はどの様な苦しみも喜びを持って受け入れなさいと教えてくださいました。 イエス様の御復活によって、復活祭は愛と平和を共有する日であることを思い出させてくれます。忘れられてよい人は誰もいません。無視されてよい人は誰もいません。神様が私達を愛しておられるように、私達は互いに愛し合い、平和に暮らし、毎日を生きなければなりません。これこそが復活の精神を生きるということであると思います。 残念ながらイエス様が求めている平和はまだまだ見えてきません。戦争の犠牲者は増え続けています。このような状況がいつまで続くのでしょうか。どうぞ皆さんご一緒に一日も早く戦争や争い、災害、感染症の無い平和な日が来るためにご一緒に祈りましょう。 主の平和   PEACE BE WITH YOU My dear brothers and