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Showing posts from May, 2024

三位一体の主日-ABOUT THE MOST HOLY TRINITY

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  三位一体の主日 マタイ 28.16-20 皆さん、お元気ですか。私は皆さんの祈りと支援のおかげで元気に過ごしています。今日私達は三位一体の主日を迎えました。父は王座に座した姿、子は父の右の座に座した姿、聖霊はハトの姿などに表されます。この父と子と聖霊-三位一体の神様の共同作業を行って私達の真の幸せの為に計らってくださいます。 父なる神様、子なるイエス様、そして聖霊が、いつも私達と共にいて、関わり、支えて導いてくださることによって私達は無限の愛の絆で神様と結ばれるのです。イエス様はどんなに辛い時にも一緒にいてくれる、どんなに悲しい時にも希望の光を与えてくださいます。 ところで、 1 週間があっという間に過ぎたように感じます。私は宿題がたくさんあるので、やってもやっても終わりません。ですが朝のミサと一日の終わりの祈りの時は、いつものように三位一体の父と子と聖霊の御恵みによる愛を感じます。この祈りの時間は私にとって何よりも大切な時間であり、心の支えです。この御恵みによって、私は修道院と学校の生活を続けていけるのだと思います。どんなに忙しくても、いつも神様の愛が心の中に感じるからです。どうぞ皆さんも神様から守られて生きているという事をいつも感じて頂きたいと思います。辛い時こそ神様の愛を感じてください。心のそこから勇気が湧いてきます。 メルボルンは寒くなって来ました。日本はこれから梅雨になりますが、皆さんお元気でお過ごしください。 主の平和   ABOUT THE MOST HOLY TRINITY Hi everyone, how are you? I wish you all the best in life. May success find you. I am also doing well because of your prayers and support. Today we celebrate the mystery of the Holy Trinity. The Father is depicted sitting on a throne, the Son is depicted sitting at the right hand of the Father, and the Holy Spirit is depic

聖霊降臨-ON PENTECOST

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  「聖霊降臨」 ヨハネ 15.26-27;16:12-15 皆さん、日本はいよいよ暖かくなってきたと思います。お元気ですか?メルボルンは冬に向かって、寒くなっていますが、皆さんのお祈りのおかげで私は元気です。先週の日曜日、インドネシア人の家族が日本料理を作ってくれて、私と友人 3 人を招待してくれました。 その家族は、とんかつや味噌汁、抹茶味のお餅を作ってくれました。とても美味しくて、吉祥寺のとんかつ屋さんで食べているような気分になってとても幸せでした。 さて、今日は、約束の聖霊が弟子達の上に降ったことを記念する聖霊降臨日で、昔から「教会の誕生日」と言われてきた祝日です。イエス様 は天に帰られる前、弟子達に、「聖霊が与えられるまで、エルサレムで待ちなさい」と仰いました。弟子達はイエス様の言葉に従い、共に集まり、祈って、待ちました。イエス様はいつ聖霊が与えられるのか全くおっしゃらなかったので、弟子達はとても不安だったと思います。しかし、その 10 日後、五旬祭の日に 弟子たちの物語が大きく動きます。 一同が集まっていた時、突然、激しい風のような音が天から聞こえ、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、弟子達一人一人の上にとどまりました。それが「聖霊降臨」です。 弟子達は、この神秘に満ちた聖霊の働きを受けて、イエス様のことについて、公に語り始めました。そして異なる様々な国から来た者達へ、イエス様の御言葉、福音を述べ伝えたのでした。 この福音から私は 2018 年 7 月に来日した時のことを思い出しました。私はその時、日本語はまったく話せませんでした。挨拶すらできませんでした。しかし、聖霊の働きがいつも私と共にあったことは確かで、日本語を学んでから約 3 年間、吉祥寺教会で元気に働くことができました。人にはそれぞれ与えられた仕事があると思います。時々難しそうな仕事であったり、簡単そうな仕事もあります。どのような仕事でも、聖霊の導きがあり、私達の日々の生活に活力を与えてくれます。私は今でも聖霊に導かれてメルボルンで学業に励んでいます。楽しいこともあり苦しいこともたくさんあります。ブログのタイトルのように紙ひこうきの様ですが、全てに感謝して飛び続けようと思います。 皆さん今週も元気でお過ごしください 主の平和   ON PENTECOST

辛い時こそ主と共に生きる-GOD'S LOVE IS ALWAYS WITH US EVEN IN DIFFICULT TIME

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  「 辛い時こそ主と共に生きる 」 ヨハネ  17.11b-19 皆さん、お元気ですか。私は、皆さんの祈りとサポートのおかげで、メルボルンで元気に過ごしています。月曜日から金曜日まで大学のキャンパスで過ごし、週末は司祭や神学生達と共に過ごします。毎日楽しく生活できるのも神様の私に対する大きな恵みと愛によるものです。 さて、今日私達は主のご昇天を祝います。使徒言行録によると、復活したイエス様は 40 日間弟子達に姿を現した後、天に召し上げられました。そのようなことから、主の昇天の祭日は復活祭後 40 日目の復活節第 6 木曜日に祝われることになりました。ただし、日本のようにキリスト教国でない国では日曜日 ( 復活節第 7 主日 ) に移して祝われています。 イエス様はご昇天に先立って弟子達に聖霊が降ることについて語られました。そして教会に聖霊降臨が告げられ、聖霊の働きによって弟子達は力を受け、イエス様の証人となり、福音を全ての人に宣べ伝える使命を与えらました。 イエス様は弟子達に言われました。「全世界に行き、全ての人を私の弟子にしなさい。私は世の終わりまでいつもあなたがたと共にいる。」イエス様の創られた教会、日本やオーストラリアにも、イエス様はいつも私達と共にいてくださいます。 私も今聖霊の働きによってメルボルンで学生そして司祭として生活をしています。やっと日本語を覚えたと思っていたのですが、今度は英語で勉強をするのは、簡単ではありません。これから英語だけではなく本格的な勉強が始まります。私は勉強に集中したいと思います。私は神学院では司祭や宣教者として規則に従い、できる限り活動に参加したいと思っています。この二つの生活を両立させるのは大変難しいと感じていますが、やってみます。色々な困難や辛い経験の全ては神様が私に与えてくださったミッションです。そのミッションを成し遂げるために色々な困難を乗り越えなければなりません。辛い経験は自分が成長するチャンスです。神様が与えてくださったこのチャンスを生かして、先ずは大学での学びに集中したいと思います。 私を日本からメルボルンへ送ってくださった日本管区長や先輩司祭のご期待に添えるよう、一生懸命勉強します。そしてこれからも、共同体の一員としてできる限り共に過ごし、信仰を更に強めていきたいと思います。まだま

互いに愛し合おう-LET US LOVE EACH OTHER

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  互いに愛し合おう ヨハネ 15.9-17 私はメルボルンでさわやかな朝を迎えています。皆さんはお元気ですか。私達は5月最初の主日を迎えています。 今日の福音の中でイエス様は「私があなたがたを愛したように互いに愛し合いなさい。これが私の掟である」と教えておられます。つまり、神様に繋がるとは神様の愛に留まり、その愛で他者を思いやり愛し合うことです。私達は残念ながら罪人であり、自己主義で愛に満たされない人間です。しかし、神様はいつもご自分の方から「私もあなたがたに繋がっている」と仰ってくださいます。神様が私達に繋がってくださるからこそ、私達は全ての罪を許していただき、反省する機会を与えられるのです。神様の愛に留まるからこそ、他者を赦し愛し合うことが出来るのです。そしてそれはイエス様が私達に求めておられることです。 広島平和記念資料館の館長であった畑口實さんという方がいます。彼はお父さんを原爆で亡くし、自分の館長室にお父さんの形見の懐中時計を展示していました。お母さんが被爆した時、畑口さんはお母さんの胎内にいました。お母さんは原爆の後遺症のためにお亡くなりになりましたが畑口さんは自分がいつ発病するか分からないと不安そうに言っていました。そんな館長さんが一番感謝しているのは、被爆したお母さんが自分を産み、育ててくれたことだそうです。私はこの話を知ってとても感動した事を今でも覚えています。 今日の福音と畑口さんの物語から、私は戦争で逃亡を余儀なくされる人々について考えました。私が 10 歳の頃、西ティモールのアタンブアには東ティモールからの難民がたくさん逃げてきました。彼らは戦争によって家を失い、食べ物もなく、テントで暮らしていました。彼らのために援助はあっても、とても少なく彼らは大変苦しんでいました。突然、全てを失うことはどんな理由があっても正当化できません。愛と平和の中で生きることは人間として最低限に認められるべきだと思います。今も世界中で自国を離れ幸せを求めて彷徨う人々が沢山います。どうぞ彼らの為に祈ってください。 世の中には、限りない愛情が色々な世界の中で息づいています。勇気を持って困っている人に手を差し伸べてください。私達もまた、日々の生活の中で互いに愛を分かち合うことができますように。そして隣人愛がいつか難民を救う愛情となりますように、心