イエス様の福音宣教-OPEN YOUR HEART TO BE MOULDED BY THE POWER OF GOD'S LOVE
イエス様の福音宣教 マルコ 1.21-28 皆さん、今日の福音はイエス様の宣教活動の幕開けとなるカファルナウムの会堂での出来事が紹介されています。人々はイエス様の教えに大変驚きました。その教えは、律法学者のように事実を説明するのではなく、イエス様の御言葉が事実となっていくという人々に感動と驚きを与えたからです。 イエス様にとって「初めて」公の場で教えを語ったのですが、それまでのイエス様はナザレの田舎町で素朴な両親、ヨゼフとマリアと一緒に、ひっそりと暮らしていました。決して人々に期待されるような存在者ではなかったのです。 多くの人々が驚く中で、 特にイエス様の新しい教えの元に集まってきた病人や悪霊に取り憑かれた者達でした。彼らはイエス様の御言葉に心を癒し、イエス様の教えに従ってついていこうと思ったに違いありません。 今日の福音は宣教における基本的な方向性が示しています。イエス様の苦しんでいる人達を待つのではなく、自分の方から出向いて行こうという態度こそが宣教の本質であると思います。 イエス様の宣教の最初の言葉は「悔い改めて福音を信じなさい。」でした。このイエス様の御言葉を信じる前に私達は悔い改めるという努力をしなければなりません。悔い改めるという行為は決して簡単なことではありません。イエス様の御言葉を信じることよりも難しく、心の痛みを伴うこともあると思います。自分の弱点や罪に目を向けるのは、とても嫌なことです。しかし、イエス様は私達の全てを受け止めてくださいます。 皆さん、私達キリスト者は、神様に見つけていただき、憐れみの心を授けられ、そして導かれています。それ故に、イエス様の教えと私達の行いは完全に一致しなければいけません。私達を縛り付ける考え、習慣、病気、対立などから解放されるためにもイエス様の教えに従って、心を柔らかくして生きていきましょう。 今日の福音について黙想した時、私は次の詩篇の言葉を思い出しました。「主は憐れみ深く、恵みに富み忍耐強く、慈しみは大きい。永久に責めることなくとこしえに怒り続けられることはない。主は私達を罪に応じてあしらわれることなく私達の悪に従って報いられることもない ( 詩編 103.8-10) 」。 神様は全ての人を慈しみ、救済の手を差し伸べてくださいます。私は 憐れみ深い神様の「無限の愛」と...